研修1日目(1月29日)井上天極堂 本社

午前中、天極堂本社製造部にて作業を行いました。
作業するにあたって食中毒や異物混入を防ぐための注意点について簡単な説明を受けました。また、天極堂の歴史や葛以外にどのような商品が扱われているのかについて学びました。

説明後、製造現場を見学しました。
現場に入った瞬間、葛が発行した独特な香りがしました。また、大量の液体が撹拌されており、今まで見たことがない光景で大変驚きました。
白く固まった葛を製造員がドリルのようなものでカットしていました。
葛の上にデンプンを乗せて広げるという作業を行いました。
「繰り返し行うことででんぷんが葛の水分を吸ってくれるんだよ」と製造員の方が優しく教えてくださいました。
でんぷんを触ってみると少し湿っていたためしっかりと水を吸収しているのだなと感じました。
カットしたものを並べる作業を行いました。カットされた葛はまだ湿っていて少し重さを感じましたが、これから乾かすことでもっと軽くなると説明を受けました。実際に乾燥された葛を触って比べると重さが全く違って大変驚きました。

午後からは乾燥した葛を袋に詰める作業を行いました。1つ1つ丁寧に手作業で行っていることを知りました。
1日目でわからないことが多く緊張していましたが周りの方がたくさん教えてくださりました。

研修2日目(1月30日)井上天極堂 橿原工場

研修2日目は橿原工場で作業を行いました。午前中、作業に入る前に品質管理についての説明を受けました。お客様の口に入る食品を扱うため常に衛生管理をしっかりと行っていることを知りました。例えば、作業を行う前にエアーシャワーを行いました。より一層衛生面に気を付ける必要があると実感しました。

午前中、ペースト状の芋を筒に入れる作業を行いました。芋を機会の中に入れペーストされたものを袋に入れて閉じるという商品になるまでの一連の作業を学ぶことができました。
午後からは、桜の葉の塩抜きと脱水作業を行いました。塩漬された桜の葉はよく桜餅に巻かれて使用されますが、今回は刻んで使用するため水で塩気を落としました。
最後にコンテナや機械の部品、ドアまで隅々掃除を行いました。
加工する際は衛生面により気を付ける必要があると学びました。

3日目(1月31日)井上天極堂 橿原工場 リテール部

3日目、橿原リテールで作業を行いました。
始めにインターネットで天極堂の商品がどのように売られているかについて学びました。
季節の商品やお店側が売り出したい商品など、お客様の目につきやすい大きさに設定したり、順番を入れ替える作業を行いました。何気なく見ていた商品ページでしたが、多くの工夫が施されていることを知りました。
午後は、葛餅に黒蜜をきな粉をシールで貼る作業を行いました。1日目に製造所で見学した際はドロドロだった葛が葛もちという商品となってお客様に届くと思うと大変興味深いと思いました。

4日目(2月1日)飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス

4日目は飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスで店舗販売を行いました。
午前は、キッチンでご飯の量をはかったり、実際に葛もちを作って食べたりしました。葛餅は出来立てで少し温かく美味しかったです。

午後からはお客様にお茶を出しをしたり、お客様が帰られた後のテーブルの片づけを行いました。お食事を楽しんでもらう場を提供するというお仕事の難しさや楽しさを感じました。また、互いにコミュニケーションを取りながら作業することでスムーズにお客様に料理を提供していました。
和気あいあいとした雰囲気で作業を行うことができ、営業の楽しさを実感することができました。

5日目(2月2日)井上天極堂 本社

5日目は経営企画室が企画した「葛三昧体験ツアー」に参加させていただきました。
まず、企画室の社員さんと共に葛の根を掘り起こす作業を行いました。葛の根は思っていたよりもずっと太く木の枝を延長したように見えました。しっかりと掘り起こさないと根が見つからず、午前中はみんなで協力して作業を行いました。

その後、実際に採取した葛の根で作った葛湯を飲ませていただきました。木材のような独特な香りと少し苦みがあり、体に良さそうな味がしましました。
日本では料理やお菓子などに用いられる葛ですが、世界では基本的に薬として使用されると説明を受けました。アクを抜くといったひと手間加えることの大切さを学びました。葛湯を飲んだ後、鍋の底を見ると大量のでんぷんが沈んでいて驚きました。

午後からは企画室に戻ってブログの書き方について教えてもらいました。今までに使ったことがないアプリを使って写真の編集したり、文章の作成を行いました。ブログの発信することの難しさを学びました。
初めての経験を沢山させていただいき新たなことを学ぶことができた1日でした。