研修1日目(9月9日)井上天極堂 本社

研修1日目は会社説明・インターンシップスケジュールについて経営企画室の赤井さんからお話を伺いました。
その後、品質管理の方からその商品が合ってるか、品質に問題がないか等をシャーレに入れて伸びや匂いの違いを見ることで確認しているというお話をお聞きし、実際に3種類の葛を用いて違いを体験をさせていただきました。
 
本社工場1階ではこした後の乾燥させる前の葛を切り取る作業のお手伝いや、葛が入っていた槽の洗浄、葛粉を入れる作業の見学、葛の撹拌の見学やこす前の葛に水を張る作業など様々なことを体験させていただきなした。攪拌をするのは下にたまった葛粉を混ぜるため、水を張るのは翌日に浮いてきたゴミなどを除去するためなどなぜその作業をするのかを一つ一つ丁寧に教えていただきました。
また、2階での作業では葛が管理されている部屋の掃除のお手伝いをさせていただきました。葛が保管されている部屋はラベルが葛の配分で色分けされていて、同じ葛でも何種類か商品があることを知りました。
 
この日は仕上げという作業がなかったらしくいつもより忙しくない日だとおっしゃっていて、これ以上忙しい日があるのかと驚きました。一緒に作業させていただいたみなさんにとても優しく接していただいたおかげで気負わずに楽しく1日目を終えることができました。

研修2日目(9月10日)井上天極堂 橿原工場

2日目は橿原工場にお伺いさせていただきました。
 
橿原工場では1日目と同じようにコロコロで埃を取った後エアシャワーという機械に入りました。工場内は様々な区画に分かれていたり、清潔区から非清潔区へは行ってはいけないなどのルールや廊下に出て違う区画に入る時は必ず手袋を替えるというルールがあり衛生面が徹底されていました。この日はまず選別という異物がないか目視で確認しました。量が多く同じような光景が続き目がすごく疲れました。この作業を早いスピードで行っている方々はすごいと感じました。今回は栗と銀杏の選別をしたのですが意外と銀杏にガクがついており、これを見落とすと異物混入につながるため、すごく大切な作業だと実感することができました。
他にもシールを段ボールに貼ったり、殺菌前の商品を並べて殺菌する機械へ入れるための作業をしました。このような作業はすべて機械がしていると思っていたのである程度は人の手によって行われていると知りとても驚きました。
 
最後にミーティングに参加させていただき、その日の生産の進捗などを報告して滞りがないか依然と変化がないかをみて今後の対策を決めていました。
このような現場を経て、商品が生産されていると学ぶことができ、とてもためになりました。

研修3日目(9月11日)井上天極堂 橿原工場 リテール部

3日目は橿原工場のリテール部での作業でした。
 
まず、リテール部の方からリテール部の業務内容や橿原店の紹介をしていただきました。作業はレトルト葛餅に商品詳細や賞味期限が記載されたラベルを巻いていく作業でした。きな粉や黒蜜を入れて巻くので真ん中から少しずれてしまったり、真っ直ぐに綺麗に貼るのは難しかったです。
私は一日ずっとこの作業でした。ずっと同じ作業をするのは結構根気が必要だったのですが、働かれている方々は雑談を交えつつも作業スピードが速く、きれいな仕上がりだったのですごいなあと感心しました。
 
今日の作業を経て店頭に並ぶ商品になると思うと、買ってすぐ開けるのではなく、包装も楽しみたいと感じました。

研修4日目(9月12日)井上天極堂 奈良本店

4日目は、天極堂奈良本店でホールの仕事をさせていただきました。
 
仕事内容はお客様がご来店されたときのお茶出し、料理の提供、テーブルの片づけや隙間時間は食器を拭くことをさせていただきました。私自身も普段接客業のアルバイトをしている経験から1~3日目とは違い、経験を活かした仕事ができたと感じれました。
奈良本店の従業員の方々は社員・アルバイト関係なく、気が付いたら率先して動く人ばかりで働く人々の意識の高さを感じることができました。皆さんとても優しく、接客の時に何をしなければいけないか、わからないことなどを優しく教えてもらいました。
 
また、昼食に吉野本葛を使った吉野うどんと葛餅をいただきました。吉野うどんは少しとろみがあり、だしと生姜の味がきいていて香りもよくとても美味しかったです。葛餅は食べる前に自分で調理させていただいたのですが、かなり難しくこれをすいすいと作る調理場の方がすごい思いました。葛餅は中が温かく普通の餅よりも柔らかく、きな粉と黒蜜との相性が抜群でとても美味しかったです。

研修5日目(9月13日)井上天極堂 本社 経営企画室

最終日は天極堂本社の経営企画室でSNSにアップする投稿内容の撮影と編集を行いました。
 
今回は「ぷるるん」の葛餅味と白桃味の撮影を行いました。商品を乗せるお皿や敷物などをもう一人のインターン生を相談しながら選択し、商品や物の配置の撮影する角度など試行錯誤を重ねて撮影に挑みました。
商品撮影後に画像編集を行いました。写真はphotoshopを使って加工しました。加工があまりうまくいかず商品が暗いままで困っていると、アドバイスをいただくことができ、きれいな写真に仕上げることげできました。
 
また実際に食べて見た目や食感記載し撮影した写真と共にXに投稿しました。語尾に「まん」を付けたり、絵文字を使って投稿文を華やかにするのが楽しかったです。

まとめ

今回、インターンシップを通して様々な部門を回らさせて頂いき、商品が店頭に並ぶまでに多くの人や工程と通じているということを身をもって体験することができました。商品が製造から販売までの一連の流れを体験したことで、食品製造業についての理解が深めることができました。
 
1日目に「葛は深い」と誇りをもって仕事をされている方がとても印象的でした。この方だけでなく皆さん楽しみつつ、皆さんプライドを持って働かれており、仕事への熱を感じとても刺激になりました。また、従業員の皆さん親切で、会社の話や就活のアドバイスや応援もしていただきとても嬉しかったです。
 
5日間という短い期間でしたが、この経験から多くの経験を積むことができました。
この度はお忙しい中、お時間を割いていただき本当にありがとうございました。今後学んだ経験を活かしていきたいと思います。