2024年2月13日天極堂の畑で葛根掘りを行いました

元々葛は山で自生する植物。
近年山へ葛を掘りに行く「掘り子」と呼ばれる方が減少傾向にあるため、天極堂では自社の畑で栽培するプロジェクトを発足。
毎年この時期に社員皆で参加するイベントとなりました。

この日はとても天気がよくほぼ快晴の状態に。
2月中旬にも関わらず暖かく、顔も少しヒリつくような日差しの強い1日でした。

最初に表面を覆うマルチと散水用のホースを剥がします。
間の穴から伸びた葛のつるが他のつるに絡まっていることも多く、剥がすのにも一苦労です。

次にそれぞれの根から伸びたつるを切って纏めます。

番号の付いた札を切ったつると根にそれぞれ付けることで、根を掘り起こした後でもつると根を照らし合わせることができます。

つるを切り終わったらいよいよ根を掘り起こします。

葛の根は横にも下にも伸びるので、極力折らないように気をつけながら掘り進めていきます。
ただ手掘りだけでは時間がかかるので、ユンボも登場しました。

太さは大体野菜のごぼう~人参ぐらいでした。
中に含まれている澱粉の量は検査してみないと分からないそうですが…?

また、畑から少し離れた場所で栽培していた葛の根も掘り起こしました。

こちらの根は畑で育てる根よりも年数が経っている物なので太さもあり、サクッと鎌を刺してみると葛の澱粉も確認されました。
鎌と葛の根の境目にある白い液体が葛の澱粉です。
自然に生える葛の根は鎌を刺すだけで溢れるように澱粉が出て来るのだとか。

葛の根を掘り終えたら、それぞれの根の重量を量ります。

これで葛の根掘りは終了!

…ですが、この後併設されているビニールハウスの整備が始まりました。
台風等の影響で一部のビニールが剥がされていたので、一旦残りのビニールを剥がします。

次にハウス内を整備しました。
地面に張り付くマルチを剥がしたり固くなった土を改めて耕しました。
そして、先程の根掘りで掘り起こした根の中からいくつか選び、ハウス内に植えていきます。
新しいビニールのシートを上から被せて、ビニールハウスの整備は終了です。

ハウス内の様子
(左は整備前、右は整備後)

葛の根を掘り起こした畑も綺麗に耕しました。
(左は掘り起こした直後の様子、右はトラクターで耕した後の様子)

葛根掘りに参加した皆さま、お疲れ様でした!