インターンシップ研修のまとめ(期間9月8日~9月12日)
研修1日目(9月8日)井上天極堂 本社
1日目は井上天極堂本社で会社説明や衛生管理についてのお話を伺いました。
午前は本社の工場で固まった葛を乾燥させるためにカゴに並べる作業をしました。
午後は次の日の葛を作るために葛を型に流す作業をしました。
きめ細かい網が使われており、どんな小さなものも通さないようになっていてすごいと思いました。
また午前中に並べた葛を乾燥させるために乾燥室に入れに行きました。
乾燥室には壁の両側に大きい扇風機が何十台とついており、とても寒かったです。
葛は見た目は同じですが、様々な種類があることを知りました。
商品によって使われている葛が違っているところが面白かったです。
研修2日目(9月9日)井上天極堂 橿原工場
2日目は、橿原工場に伺いました。本社工場にはないエアシャワーがあり、清潔区や非清潔区を床の色で区別していました。ドアにも進入禁止の張り紙があり、衛生管理が徹底されていると感じました。
午前中はかぼちゃペースト製造に使う原材料(かぼちゃ)の選別、箱詰め、わらび餅を殺菌の機械に入れました。午後からは、殺菌されたわらび餅の計量を行いました。
原材料の選別に使うヘラに金属が入っており、もし欠けてしまっても金属探知機で見つけられる仕組みになっていました。異物を目視で確認することも箱詰めも普段しない事なので難しかったです。しかし、このような事が行われているからこそ、安心して食品を食べられるのだと実感しました。
研修3日目(9月10日)井上天極堂 橿原工場
3日目は橿原工場で品質管理とリテール部の作業をしました。
午前中は品質管理の説明を聞いた後、商品に入ってしまった異物が何かを顕微鏡で調べました。
異物が入っていた商品を一つ一つ検査するのは大変でしたが、あまりできることのない貴重な体験をすることができました。
また、ばでん(片栗粉)と葛の違いを見るため、水と混ぜ、加熱し、デンプンの大きさを比べました。
葛の方がデンプンが細かく、とても繊細であることが分かりました。
午後からはリテール部に行き、商品の梱包作業をしました。
葛もちに黒蜜ときな粉をつけ、シールで止め、箱に詰めていきました。
黒蜜ときな粉を1つのテープで止めるのが難しかったです。
1つ1つの商品を手作業で梱包するのは大変でしたが、手作業だからこその温かみがあると感じました。
研修4日目(9月11日)井上天極堂 奈良本店
4日目は、天極堂奈良本店で接客の仕事をさせていただきました。
お客様にお茶出しや配膳を行いました。他にも9/18~9/20の期間に開催される『葛の日』に使われるおみくじの準備等を行いました。
お昼には、『吉野うどん』をいただきました。麺にもあんかけにも葛が入っており、とても美味しかったです。
15時休憩には、自分で葛餅を作り、いただきました。店頭で売っている『葛もち』とは違い、ぷるぷるで温かく美味しかったです。家で作れるキットも売っているので買って家で作ってみようと思いました。
研修5日目(9月12日)井上天極堂 本社
5日目は本社の企画室で葛のとろみポタージュの商品宣伝を考えました。
商品をどのようにすればおいしそうに見えるのか、買いたいと思っていただけるのかを考えながら写真撮影を行いました。
下に入る色や置き方で全く雰囲気の違う写真ができるため難しかったです。
また、インスタに乗せるための写真の加工や商品のパッケージを考えたりもしました。
商品の細かいことまで考えて作られていることを知り、改めてすごいお仕事だと思いました。
まとめ
天極堂は葛だけでなく、笹の葉等、冷凍野菜ペースト等、様々なものを製造していました。あまりに種類が多かったため、天極堂という名前を知らない人であっても、形はどうあれ、一度は商品を食べたことや見たことがあるのではないかと思いました。
一次加工、二次加工、そして箱詰めしたものが店頭に並んでいるという、製造から販売までの流れを体験しました。多くの方々が関わり作られていることに改めて気づくことができました。
5日間という短い間でしたが、食品製造・衛生について学べた実りのあるインターンシップでした。
お忙しい中、時間を割いてくださりありがとうございました。