【葛から発見!2種類の乳酸菌】


葛は山野どこにでも生えるつる性のマメ科植物で、昔から私たちの暮らしに役立ち、健康を支えてくれていました。

葉は家畜の飼料となり、つるは葛布や工芸品に、根は葛粉の原料となります。
「葛の根」は古来より、葛根湯などの漢方薬や吉野本葛の原料として重宝されてきました。
また、イソフラボンの一種であるダイゼイン・ダイズイン・プエラリン等が微量成分として含まれているのが特徴です。
イソフラボンは血中コレステロールの低下に役立つ他、骨粗しょう症や更年期障害などに有効とも言われています。
天極堂では1870年の創業以来吉野本葛を作り続けてきましたが、

数年前から葛という植物そのものが持つパワーをもっと活用できないかと、

葛に付着している菌についても研究を進めています。
その結果、葛の花からは酵母を取り出すことに成功しました。

今はお酒やパンが作れないかと、研究を進めています。
また、乳酸菌の分離培養にも成功し、数ある乳酸菌の中から厳選を重ね、内面から健康をサポートできることを検証し、

2種類の乳酸菌について商品化に成功しました。
一つは「天極葛乳酸菌」と名付けました。

これは高い免疫賦活作用、抗腫瘍作用、抗ウイルス作用などが期待でき、葛湯やサプリメントに配合して販売しております。
もう一つは「葛乳酸菌」と名付けました。
これは食中毒やニキビの原因菌の繁殖を防ぐ効果があること、またシミ・そばかすを予防するといわれるアルブチンをさらに効果の高いハイドロキノンに変換することも確認されました。
そしてこの葛乳酸菌は生菌(生きた菌)として商品化しているので、

豆乳ヨーグルトを作る種菌として手軽に楽しんでいただけるというのが大きな特徴です。

【葛からできた乳酸菌で作るヨーグルト】


皆さんはヨーグルトがおうちで簡単に手作りできることをご存じでしょうか?
一時期「カスピ海ヨーグルト」が流行りましたね。
それは、牛乳に種菌を入れて常温発酵させるというものです。
この葛乳酸菌も一応牛乳でヨーグルトを作ることは可能ですが、豆乳を使った方が美味しいヨーグルトができたので、

「豆乳専用」のヨーグルト種菌セットとして販売することにいたしました。

【①乳アレルギーの方でも安心】


豆乳ヨーグルトを食べたことはありますか?
豆乳ヨーグルトは、普通のヨーグルトに比べてメリットが多いのです。
まず一つ目は、乳アレルギーのある方でも召し上がっていただけるということです。
葛由来の植物性乳酸菌で原料に乳成分が使われていないため、
乳アレルギーの方やベジタリアンの方にも安心してお召し上がりいただけます。

【②コレステロール0&低カロリー】


二つ目はコレステロール0で低カロリーだということです。
牛乳ではなく豆乳で作るので、コレステロールは含まれません。
また、牛乳などの乳製品で作ったものに比べて低カロリーなので、健康に気を遣っている方にも続けていただけます。
健康や美容・ダイエットなど、とにかく“からだにいい”イメージのある豆乳。
主な栄養成分は、たんぱく質・ビタミンB群・ビタミンE・レシチン・サポニン、そしてイソフラボンなど。
特に葛にも豆乳にも含まれるイソフラボンは、美肌効果がたっぷり!
イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」に似た働きをするので、

コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促します。
肌の新陳代謝を促す効果やシミやシワ、くすみやニキビの予防、さらには肌にハリや弾力をもたらし、
女性本来の美しさ・若々しさを手助けしたりとうれしい効果が満載です。
牛乳に比べてカルシウムは少ないですがその分鉄分が多いので、貧血気味の方にもおすすめです。

【③手軽に作れる】


3つ目は、自宅で簡単に、しかも自分の好みに合わせてヨーグルトを作ることができるという所です。
市販されている豆乳ヨーグルトは普通のヨーグルトに比べて種類も少ないイメージです。
ですが、種菌セットは自分でヨーグルトを作るので豆乳は好みのものを選べる!というのが一番嬉しい部分ですね。
調製豆乳と無調整豆乳では同じメーカーのものであっても味や硬さが全く違いますし、
豆乳の大豆固形量によっても硬さが変わります。
いろいろなお豆腐屋さんの豆乳で食べ比べをしてみるのも面白いかもしれません。

【豆乳ヨーグルトの作り方】

それでは、葛乳酸菌の種菌セットを使った豆乳ヨーグルトの作り方をお教えします。
※使用する容器や器具は雑菌が混入しないように必ず熱湯消毒してください。
①熱湯消毒したカップに豆乳を少量(分量内)入れ、種菌2包(500mlの場合は1包)を加えて溶け残らないよう、

熱湯消毒したスプーンで混ぜます。
②豆乳パックに①を入れます。

パックのフタをしっかり閉めたらパックごと軽く振って種菌と豆乳を混ぜ合わせます。
パックにフタがない場合は熱湯消毒したフタ付き容器に入れて作るか、パックの口を清潔なハサミで開け、
口を密閉できるクリップもしくはラップと輪ゴムで止めて代用してください。
③室温(適温25~35℃)で約1日発酵させます。フタを開け、ゆっくり傾けて豆乳が出てこなかったら完成。
固まったあとは冷蔵庫で保管してください。透明(白濁)の液体は、ホエーと呼ばれる栄養成分です。
発酵が完了している証拠ですのでご安心ください。
*室温が25℃以上の暖かい時期は1ℓの豆乳に種菌1包でも出来上がる可能性があります。

【豆乳ヨーグルトの植え継ぎ方】


一箱の種菌で1回しかヨーグルトを作らないと、かなり割高なヨーグルトになってしまいますが、
このヨーグルトは植え継ぎをすることができます。
植え継ぐ場合も作り方は同じですので、数回植え継げば、割安にヨーグルトを楽しむことができます。
それでは、植え継ぎを行った場合の豆乳ヨーグルトの作り方です。
①出来上がった食べる前の葛乳酸菌ヨーグルトから、新しく作る量の10%ほどをあらかじめ種菌用ヨーグルトとして取り分けておきます。
②準備した新しい豆乳に①で取り分けた分のヨーグルトを種菌として入れ、よく混ぜます。

混ぜ終えたらしっかりフタをしましょう。
③室温(適温25~35℃)で約1日発酵させ、固まったら完成。

固まったあとは冷蔵庫で保管してください。

【豆乳ヨーグルトを作る際の注意点】


おいしく上手に、安全に葛乳酸菌ヨーグルトを作っていただくためにの注意点になります。
●準備について
・使用する容器、器具等は清潔なものを使用してください。
・熱湯消毒後、豆乳ヨーグルトが直接触れる部分は手やふきんで触らないでください。
・ご使用になる豆乳は雑菌の混入を防ぐため必ず使う直前に開封してください。
また、調製豆乳でも作ることができますが豆乳の大豆固形量等で発酵時間や発酵後の固さが異なります。
(推奨の大豆固形量は8〜10%で、10%以上は固めになり、8%未満は発酵がうまくいかない場合があります。)
●発酵について
・発酵中に動かすときれいに固まりません。
発酵中の豆乳は、発酵が完了するまで動かさないでください。
・夏場は1日でできますが、冬場は発酵完了までに2~3日かかる時もあります。
あまり室温が低すぎると(15℃以下になると)菌が動かず発酵しません。
できるだけ暖かい部屋に置いたり、カイロを貼ったりしてください。
・ヨーグルトメーカーで発酵させる場合は温度が設定できるメーカーをご使用ください。
25〜35℃での温度設定がオススメです。
●ヨーグルトの保存について
・作ったヨーグルトは、冷蔵保存で7日間保存が可能です。

取り分ける際に使用するスプーンは、清潔なものを使用してください。
・出来上がったヨーグルトの表面が赤みを帯びたように変色している場合は他の雑菌が入った可能性がありますので、

食べずに処分してください。

【豆乳ヨーグルトのアレンジレシピ】


出来上がったヨーグルトはそのままでもおいしく召し上がれますが、食べ飽きた場合や、豆乳が苦手な方はアレンジするとよいでしょう。
味が苦手な場合は黒蜜やメープルシロップで甘みを出すと豆の香りが軽減されます。
バナナと一緒にミキサーにかけるとバナナスムージーができます。(ヨーグルト200mlにバナナ1本が目安)
グラノラともよく合いますので、朝食にもぴったりです。
ヨーグルトケーキやドレッシングなど、いろいろな料理やお菓子に使ってみてください。


また、最近健康や美容に興味のある方の間で、「アーモンドミルク」が注目されています。
アーモンドミルクはアレルギーが出ない優秀な食品。

海外セレブも積極的に美容と健康のために取り入れている飲み物です。
アーモンドも健康や美容に良い食品といわれていて、ダイエットのときのおやつにも喜ばれるもの。
それをアーモンドミルクにすることで、アーモンドが歯に詰まる、硬くて噛めない、という高齢者の方でも摂りやすく、
飲むだけでたくさんの栄養が摂れるので、無理して何粒もアーモンドを食べる必要がなくなるなどの特徴や利点が生まれます。
「美容や健康には気をつけたいけれど忙しくて」という人におすすめです。
アーモンドミルクの成分で、まず注目されるのが食物繊維の量。

なんと私たちの間でも多いといわれているレタスのほぼ10倍もあるんです!
食物繊維の効果・効能はデトックスで、さらに量が多いのでスッキリ度が違います。
また、細胞を新しくしてくれるのに大切なビタミンビタミンEをたくさん摂取できるので中高年からの健康におすすめです。
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれ、抗酸化の力が強く生活習慣病予防になるそうです。
末端の血管の動きを活発化してくれるので、指先やつま先の冷えに対する効能もあります。
そして注目すべきは脂質。

アーモンドは半分が脂質で不飽和脂肪酸。そしてその6割を占めるのがオレイン酸です。
さらに、コレステロールといえば生活習慣病の原因になったり、無駄な皮下脂肪を増やしてしまう原因ですが、
アーモンドミルクにはコレステロールが含まれ無いということはとても大きなポイントです。
この葛乳酸菌ヨーグルト種菌セットを使えば、先にお話しした豆乳ヨーグルトはもちろんですが、
アーモンドミルクヨーグルトでもヨーグルトを作ることができます。
豆乳とアーモンドミルク、どちらも美容や健康に素晴らしい働きをしてくれますので、

ぜひ美味しく健康習慣を始めてみてください。