氷室神社を訪れました
氷室神社を訪れました
皆様こんにちは。株式会社井上天極堂の赤井です。
今回は奈良市の氷室神社をご紹介いたします。
氷室神社は近鉄奈良駅から徒歩で約12分。
東大寺南大門へ向かう道の途中、左側にあります。
『奈良時代、平城遷都にともない春日野に氷池や氷室が造られ、その守護神をまつり、稲作に重要な夏の天候を占う祭紀を行ったのが始まりとされています。今も製氷販売業や冷蔵冷凍業界の信仰が篤く、毎年5月1日には献氷祭が執り行われます。』
(奈良市観光協会公式ホームページより抜粋)
氷の神様を祭る神社として有名な氷室神社ですが、実は春に咲くしだれ桜の名所としても有名です。
また開花の早さから「奈良で一番早く咲く桜」とも呼ばれています。
それでは、少しだけ境内をご案内。
入口の鳥居をくぐり少し歩くと、右側には手水舎、左側には末社の住吉神社があります。
この二つの間をさらに進むと階段があり、そこを登ると拝殿に到着します。
氷室神社は春日大社などに比べてそこまで広くなく、地元の方も多く訪れるようなイメージの神社です。
さて、今回は氷室神社しかないであろう二つの体験をしました。
①献氷参拝
氷室神社の祭神となる『闘鶏稲置大山主命(ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト)』『大鷦鷯命(オオササギノミコト)』『額田大仲彦命(ヌカタノオオナカツヒコノミコト)』の三神へ氷を献上する、則ち献氷することができます。
献上する氷が、かき氷。
事前に調べてはいましたが、実際に目にするとやはり驚きました。
この参拝は拝殿の横にある社務所にて申し込むことができます。
かき氷を社務所に申し込み、神前にお供えします。
1鉢につき300円(もしくはそれ以上)を賽銭箱に入れ、拝礼することで参拝となります。
拝礼した後は『神様のお下がり』としてお供えのかき氷を頂くことができます。
ちなみにしっかりとシロップまでご用意していただいているので、少し懐かしい、それこそ夏祭りのような雰囲気とお味を楽しめました。
②氷みくじ
氷室神社といえば!と言われるほど有名なのが氷みくじ。
普通のおみくじと違い、氷の上に置くと結果が表れるという変わったものです。
おみくじの結果は掲載できませんが…吉凶や商売・願い事の細かな結果などが徐々に表れ、少しユーモアの感じるおみくじでした。
最初に書いた通り氷室神社はしだれ桜が美しく、春先にそちらを見に行くことは何度かありました。
しかし献氷参拝は初めて体験したため、地元の神社ながらもとても新鮮な神社参りとなりました。
東大寺や奈良公園付近をお越しの際は、ぜひ氷室神社へ行ってみてくださいね。
また関わりのある春日大社や興福寺にも行ってみると、より奈良時代の雰囲気が味わえますよ。
【おまけ】
献氷参拝の後にかき氷を頂いている最中、なんと鹿が拝殿へ入ってきました。
奈良公園付近の鹿はあまり人を恐れず、片や鹿せんべいを狙ったり、片やマイペースに草を食べていたりと個性豊かです。
✩氷室神社公式ホームページはこちら↓
http://www.himurojinja.jp/index.html
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