2021年6月21日毎日新聞で吉野本葛についてご掲載いただきました。

記事にもありますように、かつては奈良県産葛根を原料とし、奈良県で製造していた吉野本葛ですが、生活様式の変化や需要と供給のバランス、仕事の多様化など様々な理由から奈良県産の葛根は減ってきました。

 

 

 

それでも天極堂では、ここ奈良県で伝えられる「吉野晒」の製法を守り、販売しているすべての吉野本葛は御所市にある本社工場で、葛の匠が日々丁寧に磨き上げ、精製をしております。

 

 

 

また、天極堂は堀子さんの減少をただ眺めていたわけではありません。できうる対策を取ったり、葛の栽培を試みたりと10年以上前から様々な活動を続けています。

 

 

 

また、栽培に関しては国産の葛根を守るため、むしろ奈良県にはこだわらず、葛の生育環境が整うところであれば日本全国を視野に入れています。近い将来、私たちが栽培した葛根を原料とした吉野本葛をお届けできるよう、全社一丸となって取り組んでいるところです。

 

 

 

さらに葛の原料問題だけではなく、吉野本葛という伝統食材を「未来にどう伝えていくか」ということに対しても取り組みを続けております。

 

 

 

一つは「葛の出前授業」です。これは奈良県内の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学を中心に、吉野本葛の製造工程や歴史、葛粉を使った葛もちや葛まんじゅう、胡麻豆腐などの手作り体験をしてもらうものです。

 

 

 

私たちが暮らす奈良県には吉野本葛という素晴らしい伝統産業があり、葛粉からはとても簡単に、おいしい葛菓子やお料理を作ることができるということを、体験を通して学んでもらいます。

 

 

 

もう一つは「葛ソムリエ」です。私たちスタッフだけでは日本中、世界中へ吉野本葛の素晴らしさを伝えて回ることはできません。そこで、少しでも葛に興味のある方に講義を受けていただき、テストに合格された方を「葛ソムリエ」と認定し、葛ソムリエの皆さんに吉野本葛の普及啓発活動をしてもらおうというものです。

 

 

 

現在葛ソムリエは200名を超え、東北から九州まで広く全国から参加されていますし、フランス、中国、台湾、香港、アメリカ、ベトナム、ロシアなど海外に暮らす方もいらっしゃいます。

 

 

 

葛は修験道でも食べられており、厳しい修行中の病気やケガから身を守ることを期待される食材でした。今も少しの体調不良なら葛湯を飲んで乗り越えることができます。また、病中病後の食欲のない時にも葛湯であれば栄養を取ることができます。やはり昔から食べ継がれている食材には経験からくる裏付けがあるのでしょう。

 

 

 

ここ数年、核家族化や食のグローバル化が進んだことで、「食事で養生する」という文化がきちんと伝えられていないのではないでしょうか。葛湯をはじめ、梅干しや生姜湯、そば、甘酒…。あげればきりがありませんが、どれもみな身近な食べ物を使った素晴らしい知恵です。こういった知恵や文化を受け継ぐように、みんなが葛の素晴らしさを伝えてくださることで、よりよい未来になるのではないでしょうか。

 

 

 

この記事を見て吉野本葛に興味を持たれた方が、久しぶりに「葛湯」を飲んで「懐かしいな。」「孫にも飲ませてあげようかな。」などと思っていただければ幸いです。また、もっと興味がわいたという方はぜひ「葛ソムリエ」を受講してみてください。

 

 

 

数年後には「消えゆく 純 吉野葛」などと書かれずに「葛ソムリエ1万人突破」「日本の食文化再興の裏には、進化しつづける吉野葛の功績が大きい」「ニューヨークのセレブは葛粉が欠かせない」「食の都パリにおける葛粉の利用法」なんていう見出しが躍ることを願っています。

*10期生の葛ソムリエは動画でご自宅で受講いただけます。

DVD・ブルーレイでの受講は締め切りを設けておりません。
ご入金確認後に資料を郵送いたしますので、自宅で受講してください。

 

 

 

葛ソムリエ10期生申し込み