2023年12月15日(金)奈良テレビの「フライデー9」で天極堂と青翔高校のコラボについてご紹介いただきました

奈良フライデー9は奈良テレビで金曜の夜9時から放送の奈良の情報番組です。
12/15は「奈良県の宝物グランプリ」を特集。オンエア当日に開催された選考会の様子を速報で放送してくださいました。
その中で、事前に取材を受けていたのが青翔高校と天極堂のコラボ商品「葛青茶」です。元NMB47の福本愛菜さんが取材に来てくれました♪

青翔高校はスーパーサイエンススクールの認定校で、「科学の力で社会貢献」をテーマに地域の課題に目を向け、様々な研究を行っています。

その中で、奈良県の伝統食品である吉野本葛は、葛の根を利用して澱粉を取り出すため、根以外の部位については有効利用されていないことに着目し、強害草として疎まれる葛の地上部を利用できないかと取り組みを始めました。

葛の葉に含まれるポリフェノールと抗酸化作用を調べ、最も多く成分が含まれる時期の葉を採取し、ハーブティーを作りました。でも、そのままでは美味しく飲むことができません。そこで、同じ御所市で吉野本葛を製造している井上天極堂と共同開発をすることに。
葛の葉に花を合わせることで、苦みを抑えた飲みやすいお茶になりました。
また、花に含まれるアントシアニンがアルカリ性と酸性で色が変わることを利用した試飲方法も考えました。
名前はクラスみんなにアンケートを取り、話し合い、とてもきれいな青色が出ることから、葛青茶(かっせいちゃ)と決めました。

春から研究を続け、夏休みも実験を繰り返し、グランプリ直前には期末テストもありましたが、時間を有効に使いながらプレゼンの練習もしました。力を合わせて、グランプリを取りたい!!!

そして12/15の奈良県の宝物グランプリ。葛青茶は「体験・雑貨部門」でのエントリー。
その結果、「葛青茶」は審査員特別賞をいただきました。
審査員のマリオットホテル総支配人のクラークさんは、素晴らしい取り組みだと褒めてくださいましたし、羽根さんからも今まで高校生が出場することはあったけどここまで科学的なものを追求したものはなかったというコメントもいただきました。ぜひ来年リベンジして欲しいというお声もいただきました。

①ポリフェノールが最大量になるのは何月に採取した葉なのか→8月
②お茶のえぐみを消すためにはどうしたらいいのか→葛の花を加える
③お茶はどう試飲させるのがいいか→アルカリイオン水で水出しし、色を変えるにはレモン汁を加える、オリゴ糖を入れた方が飲みやすい

今回のフライデー9は昨年に引き続きにっぽんの宝物総合プロデューサーの羽根さんも出演されました。そもそもにっぽんの宝物は何かというと、にっぽんの地方に眠る“原石”を世界的なヒット商品にまで磨き上げるために、事業者同士が意見を出し合い、切磋琢磨しながら商品を磨き上げていくというものです。その奈良県奥大和の事業者を集めた地方大会が「奈良県の宝物グランプリ」です。
葛青茶は審査員特別賞なので残念ながら全国大会には出場できませんが、また次回に向けてしっかりと磨き続けていきたいと思います。
そして、今年のグランプリは十津川ジビエ塾の「十津川ジビエ塾ツアー」と、cafe Soyelの「長寿岩おはぎ」でした。2月の全国大会目指して、奈良奥大和を代表してがんばっていただきたいです!!!