奈良県立青翔高等学校の2年生を対象に行った、葛の出前授業の様子を取材していただきました。

調理実習がメインとなる今回の出前授業ですが、最初に5分ほど吉野本葛の製造工程について説明しました。

その後、今回作っていただく3品（胡麻豆腐・葛うどん・葛まんじゅう）の作り方を説明。
吉野本葛の使い方や調理する際に気を付けてほしい部分を説明し、いよいよ実習に入ります。

限られた時間の中で「胡麻豆腐、めっちゃ混ぜな！」「葛まんじゅうの生地乗せるん難しい～」「（うどんだしの）とろみ付け、上手くできるかな」と色んな声が飛び交っていました。
グループの人数分、それも使ったことのない食材を使った実習となればとても大変だったのではないでしょうか。
教えるこちら側としても『吉野本葛の美味しさを知ってほしい』という想いのもと、楽しく教えさせていただきました！

葛うどん（写真左下）・胡麻豆腐（右下）・葛まんじゅう（上）を綺麗に盛り付けて完成です。

中には「葛、めっちゃ美味しかったです！」「胡麻豆腐ってこんな感じで作るんですね！」と直接感想を伝えてくれた生徒さんも。
沢山の嬉しいお声を頂きました♪

最後には青翔高校さんならではの『科学』と結び付けた内容をお話ししました。
でんぷんに水を加えて加熱すると“糊化（こか）”、冷めると食感や色味が変化する“老化”。
今回作った3品も実はこの現象を応用して作ったもの、と伝えるとうんうんと頷いてくれた生徒さんも多く感じました。