国の文化審議会は1月23日、吉野葛の製造技術を登録無形民俗文化財に登録するよう文部科学大臣に答申したことをうけ、23日以降、奈良テレビ、朝日新聞、奈良新聞、毎日新聞などマスコミ各社から報道がありました。

奈良県内に伝承されてきた「吉野葛の製造技術」が国の登録無形民俗文化財となる見通しです。
奈良県内で食品に関する無形民俗文化財は吉野葛が初めてです。

葛は冬にデンプンを根に蓄えるため、冬に掘り出した葛の根から葛粉を作ってきました。

葛の根を細かく粉砕して、桶でもみ洗いをし、布ごしして澱粉を採り出して粗葛にします。

その後お米を研ぐのと同じ要領で、水を入れて撹拌し、アクを取り、沈殿を待ち、翌日水を捨てたら、また水を入れてと撹拌→沈澱→水の入れ替えを繰り返しながら不純物を取り除く「吉野晒(よしのざらし)」を行います。

この製法は17世紀から続いていおり、今は工程の一部で機械を導入しているものの、製法は江戸時代から受け継がれたものです。
「吉野晒」は沈殿を待つ時間が必要なため手間と時間がかかりますが、粒子が壊れずに上質な葛粉ができます。

奈良県で精製される葛粉のうち、葛澱粉100%のものを「吉野本葛」、葛澱粉が50%以上含まれているがその他の澱粉が混ざっているものを「吉野葛」と呼んで区別しています。

天極堂では2012年から奈良県内で子供たちを対象に葛の出前授業をしたり、吉野本葛に関する試験に合格した人を「葛ソムリエ」に認定したりして普及に努めています。
また、葛から採取した乳酸菌を使った豆乳ヨーグルトの素や、乳酸菌入り商品の開発、若手社員が手掛けた季節限定の葛湯「葛月」など新たな売れ筋を模索しています。
無形民俗文化財に登録されるのは大変うれしいことですが、今後はさらに気を引き締め、この素晴らしい伝統技術と食文化を次世代に繋いでいけるよう精進してまいります。

吉野葛とその関連商品は天極堂のオンラインショップでご購入いただけます。

【吉野本葛150g】
固形タイプ 1,188円
粉末タイプ 1,242円
お得な大容量(1㎏、2㎏、5㎏)もあります。

【葛湯】
3個入 438円~
葛、抹茶、おしるこ、生姜、ゆず、メープル、ココア、シナモンなど様々なお味があります。
3個入、5個入、お得な30袋入、さらにお得な1㎏入と、味も入数もバリエーションが豊富です。
もちろんご贈答用に化粧箱入りも各種ご用意しております。

【葛のとろみポタージュ】
吉野本葛でとろみをつけ、奈良県産の野菜を使用したポタージュです。
ほうれん草、きくいも、宇陀金ごぼうの3種類。
3食入 680円

【葛でつくる豆乳ヨーグルトの素】
市販の豆乳に混ぜて常温で放置しておくだけで簡単に豆乳ヨーグルトが作れます。
豆乳によって味や固さが変わるので、お好みの豆乳を見つけるのも楽しみの一つ。
植え継ぎ可。
2包入 972円

吉野葛の製造技術の工場見学

吉野本葛の製造工程を見学していただけます(※要予約)。
詳しくはお電話(0745-67-1665 担当:経営企画室)にてお問い合わせください。

葛の伝道師「葛ソムリエ」養成講座

「葛ソムリエ」資格制度
天極堂では「吉野本葛」の良さをより多くの人に知ってもらおうと2012年から「葛ソムリエ」を育成しています。発足当時は天極堂社員の人材育成を目的とし、吉野本葛の歴史、製法、調理法等の知識を習得してきました。
「葛ソムリエ」資格者は吉野本葛の魅力を伝える活動および葛の調理法やレシピ提案など、葛の伝道師として活躍されています。
2015年度からは葛に興味のある方であればどなたでも受講していただけるようになりました。吉野本葛に関する知識の他、歴史から見た葛、植物としての葛、薬としての葛、食べ物としての葛と、必要な知識の範囲も広がりました。葛ソムリエはあらゆる角度から葛について学んだ葛のエキスパート(伝道師)です。
さあ、あなたも「葛ソムリエ」になって私たちと一緒に葛の良さを広めていきましょう。

保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学対象の葛の出前授業

葛の出前授業
奈良県内の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学を対象に出前授業を行っています。
要予約
葛のお話1コマ、調理実習1コマで、90分~120分をいただいて授業をしております。
調理実習は葛もち、葛まんじゅう、胡麻豆腐からお選びいただけます。
詳しくはお問い合わせください。(0745-67-1665 担当:経営企画室)