報道関係者各位
プレスリリース


2018824
株式会社井上天極堂

 

9月20日は「葛の日」

葛の話と葛もち作り体験で伝統産業を学ぶ

~葛の魅力を伝え吉野本葛を次代へ~

 

葛の日に葛ソムリエによる葛の話と葛もち作り体験を実施】

 

1870年創業、葛の老舗、葛専門店の天極堂は、920日を『葛の日』と制定し、お客様に一年間の感謝を伝えると共に、日本の伝統産業である吉野本葛に見て、触れて、味わっていただき伝統産業を学んでいただくイベントを開催いたします。

2018年は9/209/30の期間中、奈良県桜井市の飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスで自分で葛もちを作る体験イベントを行っており、期間中は葛餅作りを体験している様子を取材いただけます。

 

プレスリリース葛の日葛もち作り体験

 

■9月20日「葛の日」とは

奈良県御所市の(株)井上天極堂では1870年の創業以来受け継がれた「吉野晒」の製法で仕上げた吉野本葛を製造しております。長年製造卸売業を続けておりましたが、和菓子・和食の衰退から葛粉の需要が減少傾向にあることに危機感を覚え、自社で直接吉野本葛の専門店をしようと葛のアンテナショップである『天極堂奈良本店』をオープンしたのが21年前(1996年)。そして、もっと多くの方に吉野本葛を知っていただきたいという思いで9月20日を葛の日と制定し、お客様に一年間の感謝を伝えると共に、日本の伝統産業である吉野本葛に見て、触れて、味わっていただき伝統産業を学んでいただくイベントを開催するようになりました。

 

2018年の「葛の日」イベント詳細

開催日:9/20(木)

場所:飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス

内容:葛ソムリエによる葛の話と葛もち作り体験

当日のタイムスケジュール:

12時~葛の特別ランチ、13時~葛のかご作り、15時~葛もち作り体験

 

*上記のタイムスケジュールで進めますが、葛もち作りは随時(10時~18時)行っていますので、お客様がいらっしゃるタイミングと合えばですが、一日中取材可能です。

 

*葛の日ウィークは9/209/30です。葛もち作りはこの期間毎日行っております。

 また、期間中はスタンプラリーやイメージキャラクター「くずまん」との写真撮影などのイベントも行っています。

 

■なぜ葛もち作り体験なのか

20年ほど前まではわらび餅ならどこの家庭でもよく手作りされていたと思います。しかし、今はわらび餅ですらできてあるものを購入する「生菓子」タイプのものが主流になっています。

でんぷんと水を入れて炊けば透明な餅になるという当たり前の現象も知らぬまま大人になる人が増え、葛もちどころかわらび餅ですら作り方を知らない人が増えました。

そこで、吉野本葛について学び、知ってもらうだけでなく、吉野本葛から葛もちというお菓子の作り方を体験することで、伝統産業として知っているだけでなく、吉野本葛を日常の生活の中に取り入れていただきたいと思い、自分で葛餅を作るイベントを開催することになりました。

葛もちは吉野本葛、砂糖、水を鍋に入れて炊きあげます。すると、白い粉が透明のお持ちに変わります(糊化)。それを水に入れて冷やし、きなこと黒蜜をつけて食べます。冷やしすぎるとでんぷんが老化し、白く、堅くなってしまうため、天極堂では必ず注文をいただいてから作ります。

通常土産物などで葛もちとして販売されているものは常温で長期間日持ちがするように吉野本葛以外のものを加えたものが作られています。どちらが良い悪いではなく、その違いを学んでいただき、日持ちがしないと言うことも吉野本葛本来の特徴として知ってもらうことと、吉野本葛を使った和菓子は意外と簡単にできるということを知ってもらいたいです。

 

■(同時開催)葛のつる工芸体験について

 9月20日限定で「葛のつる工芸体験」も行います。吉野本葛の原料となる葛という植物は、根は医薬品(漢方薬の葛根)やでんぷん(吉野本葛)として、葉はお茶、花はお茶やポプリや医薬品(漢方薬の葛花)、つるは葛布やかごに使用されます。余すところなく利用することのできる万能植物、それが葛なのです。通常は食べる葛(吉野本葛)を取り扱っていますが、9月20日は葛の日と言うことで、葛のつるでも素敵なかごを編むことで、食べる以外にも葛の魅力を知っていただけたらと思い、イベントを開催します。

 

【葛の日、その他のご案内】

葛の日

葛の日