~にっぽんの宝物グランプリ奈良県大会2020ドリンク・スイーツ部門準グランプリ~

1870年創業、葛の老舗、葛専門店の株式会社 井上天極堂(奈良県御所市・代表取締役社長:井ノ上 昇吾)は、2020年12月5日(土)に開催された、にっぽんの宝物グランプリ奈良県大会2020に参加し、ドリンク・スイーツ部門で準グランプリを獲得いたしました。

 

その受賞商品は、動画とテキストで吉野本葛について学び、葛もち作りを体験できる「吉野本葛マジカル体験キット」です。コロナ禍でおうち時間の充実が言われている今だからこそ、奈良県の伝統産業「吉野本葛」について美味しく楽しく学んで欲しいです。

「吉野本葛マジカル体験キット」の特徴

1、にっぽんの宝物グランプリ奈良県大会2020のドリンク・スイーツ部門で準グランプリを獲得しました。

2、植物の根っこが白い粉(葛粉)に、白い粉が透明のお餅(葛もち)へと変化する様子がよくわかります。

3、付属のテキストにあるQRコードを読み込むと吉野本葛の製造工程が学べます。

4、付属のテキストにあるQRコードを読み込むと葛もちの作り方が学べます。

5、白い粉が透明のお餅へと変化するという感動を体験できます。

6、葛もちの材料となる吉野本葛は弊社で最高クラスの「古稀」を使用しています。

7、きな粉は奈良県天理市の南檜垣の大豆を使用しています。

8、黒蜜の材料となる黒砂糖は奄美大島産です。

商品形態

商品名 :吉野本葛マジカル体験キット
発売日 :2020年12月3日
内容量 :7食分(吉野本葛古稀150g、大豆きなこ80g、黒砂糖100g)
販売価格:1袋3,780円(税込)
原材料名:【吉野本葛古稀】葛澱粉(葛(国産))、【黒砂糖】さとうきび(奄美諸島産)、粗糖(奄美諸島産)、【大豆きなこ】大豆(奈良県天理市産さちゆたか)
保存方法:高温多湿を避け、常温で保管してください

できあがりイメージ

開発の経緯

この商品は、2020年秋に開催された奈良県の宝物セミナーに参加したことがきっかけで生まれました。にっぽんの宝物プロジェクトは、業界を超えた事業者が集い、互いにプロの知恵を出し合いながら、商品開発や販売につながる案を出し合うというもので、「地方の原石を世界レベルのヒット商品に育てる」というコンセプトが掲げられていました。

 

その中で吉野本葛は葛という植物の根から採ったでんぷんであることや、出前授業では子供たちが白い粉が透明のお餅へと変化する様子に驚き、感動することなどを伝えると、「葛もちを売るのではなく、葛もちを作るという体験を売りなさい。」というアドバイスがあり、以前から販売していた葛もち手作りキットと出前授業で配布している資料を改良して本商品を作りました。

 

12月5日に開催されたグランプリ当日には、試食タイムで審査員自身に葛もちを作ってもらうという「体験」を取り入れたプレゼンにすることで、ドリンク・スイーツ部門で準グランプリを獲得することができました。表彰時の審査員コメントでも、8年にわたる出前授業という活動を含め、葛もちを自分自身で作るという体験を高く評価いただきました。

 

これからの時代はただ美味しいものを食べるのではなく、『食と体験』が重要なテーマになると思います。このため葛のマジカルパワーで食文化や自然に対する興味を持ってもらうことで、奈良の伝統産業である吉野本葛の素晴らしさを伝え続けていきたいと思っています。

出前授業とは

奈良県の伝統産業である吉野本葛をより多くの子供たちに知ってもらうため、「出前授業」という形で吉野本葛に関する体験授業を2012年より実施しており、毎年約90校、年間5000名以上の子供たちが参加しています。授業では葛という植物の根が白いでんぷん(吉野本葛)になるまでの工程を説明した後、実際に葛餅や葛まんじゅうを作り皆で食します。資料を眺めるだけでなく、聞いて、見て、触れて、調理して味わうという体験により、吉野本葛をより身近に感じることが出来ます。また、その体験を通じて奈良県には吉野本葛という素晴らしい伝統産業があるということを伝えたいという思いもあります。

2021年12月5日開催のにっぽんの宝物グランプリ奈良県大会の様子はこちら

吉野本葛マジカル体験キットの商品ページはこちら(オンラインショップでご購入いただけます)