若手社員座談会

就活生に最も近い入社一年目の社員三名と、その先輩にあたる入社二年目の社員一名による座談会です。

  • 2019年度入社 北爪(業務部 経理)


  • 2020年度入社 繁野(経営企画室)


  • 2020年度入社 竹内(業務部)


  • 2020年度入社 堀井(経営企画室)

入社の経緯

北爪:元々大学のゼミで葛粉を作るときに出てくる液体(晒し液)について研究してたので、葛というものも天極堂という企業も知っていたのが理由としては一番大きいかな。
葛に関してはある程度知識があったし、入社してからも葛の研究ができるかも、と思って天極堂に決めたんだよね。
堀井:僕は奈良県生まれということもあり県内で就職先を探していて、特に食品関係の会社をメインに就職活動をしていました。その中の一つが天極堂。葛を作っている会社って珍しいんじゃないか、と思って説明会に行って、会社の雰囲気もいいなぁと感じていたところに内定をいただいたので入社を決めました。
竹内:私も地元が奈良なので、奈良の食文化を150年守ってきた歴史があるということと、ずっと続いている文化をこの先の未来にも継承していくという使命に惹かれて入社を決めました。大学では葛にも奈良にも全く関係ない分野のことを勉強していたので、葛そのものに対する興味というよりは地元である奈良県に対する愛着心から天極堂にたどり着いた感じですね。
繁野:生まれも育ちも奈良県なので、できれば奈良県内で働きたいなぁ、とふわっと思っていて。でもどこで何がしたいかが全然決まってなくて、そんな頃にたまたま大学の紹介で参加した企業説明会に川本さん(経営企画室所属の社員)がいらっしゃって。色々お話を聞いているうちに「あ、奈良県にこんな面白い企業があるんや!」と気が付いて。
「奈良県って大仏と鹿以外なんもなくない?」って言われる事が多くてちょっと悔しい思いをすることがあったので、もし「大仏と鹿の他にもこんなんあんねんで!」って言えたら面白いなぁと。
仕事について
竹内:繁野さんは結構大学で学ばれた事がそのまま仕事に活かされている感じですよね?
繁野:大学でやってたのはアニメーション制作だったので、動画の編集には活かされているけど、仕事全体に直接関係あるかどうかはちょっと微妙ですね…動画編集以外だと、ネットショップのページデザインや店舗から依頼を受けるPOPやプライスのデザインから作成、あとInstagramの更新等が私の業務内容です。
竹内:難しい事、逆にやりがいを感じる事はありますか?
繁野:本店さん(天極堂 奈良本店)の会議資料を見せてもらったときに、自分がパッケージのデザインをした商品が華やかで目立つからたくさん手に取ってもらえてる、という風に書かれていて嬉しかったです。
堀井:僕は業務用商品の通販の運営に関わらせていただいています。やりがいはまだ探している段階なんですけど、やっぱりお客様からご注文をいただけた時はやりがいを感じます。
大変だった事は…僕はPC操作がかなり苦手なので、そこは未だに大変だな、と思います。
竹内:私も堀井さんと同じく『天極堂プロ』という業務用通販サイトを担当していて、商品をお客様の元へ届けるのに必要な情報の入力やホームページの編集、Twitterの運営などをメインに行なっています。最近は自社製品を使って料理や和菓子の試作をしてレシピの提案をすることが多くて、調理係みたいな立ち位置だったこともありました。
難しいなと感じるのは、ホームページの編集にしても和菓子作りにしても、今まで経験のない事にたくさん挑戦しなければならないところ。これという正解が定まってないので、何度やっても納得できる終わりが見えない、なんて事も多いです。でもその分、試行錯誤の末に良い成果が出たときはやりがいを感じます。

北爪:経理で自分がやっている基本業務は、会社や社員が仕事で購入した物の納品書の処理と代金の支払い、お店の売り上げの入金、後は給料関係だったり年末調整。最近だとキッチンカーだったり、年末の忙しい時期の釣銭準備みたいな細々した仕事もあります。
大変だなぁと思うのは、月によって締め日がすごく変動する事。給料処理に使える日数には月によってムラがあって、五日あって余裕だな、っていう月と、一日しかないからまぁ無理だな、っていう月と。
竹内:だいぶ違うんですね。
北爪:だいぶ違うね。11月は五日間あってすごい余裕、って思ってたら、次の12月は同じ五日の間に給料処理やって年末調整もやらんといかん、とかそういう…
社風について
北爪:本社と橿原で雰囲気がだいぶ違うけど、本社は部署間の距離が近い。特に一階にいると業務部、経理、今だったら品管(品質管理課)とか製造さんも入ってくるから、他の部署の話とかもたくさん聞ける。あとパワフルというかフレンドリーというか、明るい人が多いのかなと思います。これに関してはパートさんが特にそうなのかな?

竹内:人の往来が激しい一階と比べて二階にいると他の部署の方とかかわる時間はどうしても少なくなるんですけど、それでも通勤中に声をかけていただけたり、お昼休みにお菓子を分けてくださったり、凄く気にかけていただける暖かい雰囲気の会社だな、と思います。

繁野:私結構人見知りなんですけど、わーっといっぱい話しかけてくれて、会話のきっかけをいっぱいくれる方が多くてありがたいなぁって思います。

竹内:人と人の距離が近いのは小さい会社だからこその魅力ですね。
店舗研修について
竹内:入社後の研修については、2020年度の新入社員はコロナの影響で研修が途中で中断になり、かなりイレギュラーな感じになってしまいました。

北爪:例年はいろんな部署を転々としてゴールデンウィークは店舗に入って…って感じで六月まで研修。僕は今年新入社員を迎え入れて教える側だったけど、こういうことを教えましょう、みたいなことは決まっていない。その場その部署にお任せ、って感じでやってるけど、入社直後の二か月せっかくいろんな部署を回るなら、「こういうことは会社として知っておいてもらいたい」っていうある程度の枠組みは作ってもいいのかな、っていうことを、一年目・二年目を通じて感じた。

竹内:今年はゴールデンウィークの店舗研修が途中で終わってしまったのですが、各店舗それぞれのカラーというか、雰囲気の違いについて教えていただいてもいいですか?

北爪:僕は橿原以外の3店舗は全部回ったんだけど、飛鳥は割と特殊。メニューも他の店舗とだいぶ違うし。
繁野:POPの依頼も、飛鳥店は奈良本店ではやらないようなはっちゃけた内容で。飛鳥は別枠みたいな感じがします。
北爪:今イチゴパフェやってるしね。あのメニューも飛鳥店だけ。飛鳥は他とは違う感じで進めてきたんだろうし、これからもそうやって進んでいくんだな、と思う。ただ飛鳥店の雰囲気を他の店舗でやろうってなっても、店の広さの関係もあって難しいんじゃないかな?奈良本店行った人いる?忙しい時に入った?
繁野:コロナの影響でそんなに忙しくはなかったです。

北爪:去年のゴールデンウィークに入ったときはすごく忙しくて、一日中お客さんが途切れなかった。ゴールデンウィークとか大型連休はとにかく忙しい。

竹内:天極堂の店舗の中で一番観光地に近いですもんね。

北爪:JR店は色んな物が綺麗、整頓されてる。ゴールデンウィーク直前の余裕がある時期だったからっていうのもあるかもしれないけど、余裕をもって動ける店舗だった。今は辞めちゃってるけど当時の店長がすごく人柄のいい気さくな人だった。

天極堂 各店舗

  • 天極堂 奈良本店

    四季折々の景観と共に天極堂ならではの葛料理や葛菓子をお楽しみいただけます。

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  • 天極堂 橿原店

    吉野本葛の発信拠点として、葛に関する様々な商品を取り揃えております。

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  • 飛鳥彩瑠璃の丘 天極堂テラス

    飛鳥の風景を眺めながらゆったりとしたくつろぎのひとときを。

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  • 天極堂 JR奈良駅店

    皆様の奈良の思い出に、
    旅の玄関口でお待ちしております。

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  • 天極堂 近鉄奈良駅店

    近鉄奈良駅タイムズプレイス内。奈良のお土産はこちらで。

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  • 天極堂 近鉄百貨店奈良店

    世界で唯一のグルテンフリー葛スイーツ専門店。
    近鉄百貨店奈良店限定の葛スイーツも。

    店舗詳細

配属決定後の社員教育について
竹内:店舗研修・各部署研修がすべて終わって六月に正式配属されてからは上司の方とマンツーマンで仕事を教えてもらう、という感じですか?

北爪:そうだね、最初の一か月ちょっとはついてもらってた。去年は上司が海外出張行ったりしてたから、その間に何かあっても大丈夫なように色々聞いてたかな。ほかの上司の方もいたからそんなに大変な事は起こらなかったけど。

竹内:私たちはコロナウイルス感染拡大の影響で入社前研修がゴールデンウィークの半ばで終わり、その後すぐ各部署に仮配属されて一人ずつ上司の方についてもらって仕事を覚えていきました。

繁野:Illustratorっていうソフトを使うんですけど、入社したての頃は使い方が全然わからなくて。大学で一年だけちょこっと使ったことあるかな、ぐらいで本当に分からなかったんですけど、高田さん(経営企画室所属の社員)がめちゃくちゃしっかり教えてくれたので、今は結構思い通りにIllustrator使えてるのかな、と思います。ちょっとわからないことがあった時に「しつこく聞いてもいいのかな」って遠慮しそうになることもあるんですけど、わからないって言えばちゃんと教えてくれるので。割とわからない事はなんでも聞いていいのかな、って思います。

竹内:私と繁野さんは直接ついてくださった先輩社員の方の年齢が近いので質問しやすい、という点も大きいですね。私は苦手な作業でミスが続いた時、木村さん(業務部所属の社員)に何度も似たような事を質問してしまったんですが、めげずに根気強く教えていただきました。あとIllustratorに関しては同期の繁野さんに教えてもらう事も多いので。縦だけではなく横のつながりでも、何かについて教えてもらったり教えたり、という関係があるのはすごく良いなと思います。

堀井:僕は経営企画室所属ということで川本さんがついてくださって。通販ショップの更新から店舗のPOP作成などをやっていて、最初はIllustratorが全然使えなかったんですけど川本さんにゆっくり時間をかけて教えていただきました。7月頃からは天極堂プロの担当になって、木村さんと竹内さんに教えてもらいながら仕事を覚えました。

竹内:堀井君が天極堂プロに入ってきた時、「まだ自分も覚えきれてないのにどうやって人に教えたらいいんやろ」ってだいぶ右往左往した覚えがあります。
コロナ禍における働き方について
北爪:うちの会社の働き方において変わった点は、7月までやってた交代勤務ぐらい。
テレワークにしても出来る部署と出来ない部署があるし、郵便物も会社以外に届けられないから結局誰かしらは出てこないといけない。会社だけど工場も併設されてるから、現場に入らないとできない事も非常に多いと思う。こういうあたりを考えると、やっぱり交代勤務で人を減らすぐらいしかやれることはなかったんじゃないかな、っていう風に思います。

竹内:新入社員は通販の売り上げを上げる、という新規プロジェクトの下で配属先も決まって、今ここにいる三人は全員通販に関係する仕事をしてるんですけど。大学卒業直前のコロナが流行りだした頃に、内定が取り消されたり、東京の会社に就職は決まったけど当分自宅待機になった、っていう友人も結構いたので、「働く場所があるのか」というのは一番不安でした。そんな中で新しいプロジェクトを作って時勢に合わせた取り組みをやっていこうとする体制がある事がわかって心強かったです。急な変化にもちゃんと対応して、入ってくる社員にちゃんと仕事を与えてくれる会社なんだな、と安心しました。

堀井:会社に入ってからさらにコロナが深刻化したらどうなるのか、という心配はありました。でも自分の部署はお客様と直接顔を合わせて接客する機会もないので、マスク着用・アルコール消毒の徹底・出社時の検温以外に特段大きな変化はなかったように思います。

竹内:私たち三人はコロナ以前の働き方を知らないので、コロナ対策ありきの働き方が当たり前になってきている感じはありますね。

今後の展望・就活生に向けて
北爪:経理をやってると重要な書類の提出に関して催促をする事も結構あって、提出してない人に「なんで出してないんだろう」って思ってしまう事もあるんだけど、だからこそ人に優しくしていきたいなと思います。
就活生に向けては…今までとは違って、面接や説明会は現地に行かなくてもPC一台あれば受けられる、っていう風に変わりつつあるし、多分コロナ云々を抜きにしても今後はこういう流れが広まっていく。変化に対応するのは難しい部分もあると思うけど、逆に考えれば北海道から沖縄までどこでも受けられるっていう風になってるわけだから。むしろいい機会だと思って色んな所を探してみたら何かしら見えてくるものがあるのでは、と思います。

堀井:取り扱っている商品に関する知識がまだまだ浅く、分からないことが多いので、まずは商品知識をしっかりつけたいなと思っています。
就活生の皆さんには色んな会社の説明会に参加していろんな話を聞いてほしいです。その中で感じるものもあるはずなので、後は自分で選び取っていけばいいんじゃないかと思います。

竹内:私も自分が扱っている商品についてお客様から聞かれたことにすぐ答えられない事があるので、まずは基本をちゃんと覚えていきたい。あとは「毎日絶対やらなければならない仕事」「急に入った急ぎの仕事」「長期間かけてゆっくり完成させる仕事」のペース配分。全ての仕事を並行してバランスよく進められるようになりたいと思います。
就活に関しては…うちのような製造系の会社は特に例外かもしれないんですけど、人の働き方は今後ガラッと変わって、就職活動についても今までとは違う辛さを感じる事があるかもしれません。なので、あまり根を詰めて頑張りすぎないようほどほどに休みながら、でも締めるべきところはしっかり締めて緩急をつけて乗り越えてもらえたら。後は悔いが残らないように気の済むまで、自分に合う会社を探していただいて、それが天極堂であればいいな、と思います。

繁野:Illustrator触るのが楽しくて。絵を描いたりゲームをしたりするのが好きなので、そういう趣味の方面にIllustratorとか仕事で得たスキルが使えたらいいな、とも思うし、逆に絵を描いたりゲームをしたりっていう趣味の部分も仕事に使えたらいいな、と。自分の好きな事と仕事を活かしあって両立出来るようになっていけたら。
私は就活の時に天極堂しか受けていないんですけど、葛のことは正直あまり知らなかった。実際に見聞きしないとわからない事もあると思うので、気になるな、とちょっとでも思ったら説明会に行ってみたり資料請求したりして、その会社について知ってほしい。「気になる」という最初の気持ちだけで突き進んでも存外何とかなるような気もするので!

 

 

 

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